愛すべき音大生の生態
芸術を志すにはお金がかかります。
親に美大や音大への進学を相談したところ、
「芸術で食べていくのは大変だぞ」
「卒業してからもその道で生活できるのはほんの一握り」
などという言葉で諦めた人も多いかと思います。
この決まり文句、ある程度は事実ですが、
結局は芸術関係を学ぶのはお金がかかる、
卒業後も稼げない可能性が高い、
そこまでお金の面倒みれないから!という事情もあるのでは。
子どもを音大に進学させるためには、親は子どもが30にっても仕送りする覚悟が必要、とのこと。
そのあたりを綺麗事で誤魔化さずに語ってくれるこの本、とても面白かったです。
石川県には音大が無いのもあり未知の世界ですが、
音大生のキャンパスライフが垣間見えてとても楽しめました。
もちろん、財力をかけられているだけでなく、音大生の努力の凄さも書かれています。